文字の書体やフォントを少し変えるだけでも印象は大きく変わるものですね

私は業務の関係で、カタログやチラシなどを制作しています。実はこうした業務に携わるまで、カタログやチラシなどに対して特に興味を持って接してきたわけで無いため、どのようなものを作っていけば良いのか全く分かりませんでした。しかし、先輩社員の手ほどきもあって、段々と自分なりに知識を身に付けることが出来たのです。そうして制作物に慣れた頃、自分の中で試練がやってきました。

制作物を一から全部作れという指示です。それまでは先輩の手伝いをしながら、ああでもないこうでもないと校正をしていたのですが、ゼロの状態から作り上げていたわけでは無いのであくまでもチェックするという立場でした。ところが、今度は新製品の紹介チラシを一から全部作れというのです。これには参りましたが、会社員である以上、上からの指示は絶対です。それに自分自身のスキルアップのためにも、早めにこうしたことには携わった方が良いはず。というわけで、私も一念発起して頑張ることにしました。

制作物ってゼロの状態から作り上げるのって、本当に難しいですし大変なんですよね。ターゲットはどのような人が望ましいのか、製品のコンセプトは何なのか、それを上手く伝えられるにはどうしたら良いのか等々。とにかくあれやこれやと気を配らなくてはならず、本当に四苦八苦です。しかしどうにかこうにか制作物も形が出来上がってきて、そろそろ佳境に入ってきたかなと思っていた頃、自分の中で何となくですが違和感を覚えるようになっていたのです。

当初はこの違和感は何なのだろうと思っていたのですが、暫く考えていくうちにようやく見つけることが出来ました。それは製品名を表している文字の書体とフォントです。何というか、製品の写真がドンと大きく出ているため、製品名が霞んでしまっていたんですよね。確かにインパクトはあるかもしれませんが、そのチラシを見た人が何という製品名だっけと分かって貰わなければ意味がありません。というわけで、慌ててフォントを大きくし、同時に書体も変更しました。すると、製品の写真に負けないくらいのインパクトを与えることが出来たのです。

そうして何とか完成させることの出来たチラシですが、得るものは非常に多かったです。とりわけ、文字の書体やフォントはちょっとした大きさや形で、その印象を大きく変えてしまうことを学びました。今後はこの経験を活かし、より一層素晴らしいカタログやチラシ作りに邁進したいと思います。そして、いつかは先輩達を超えられるよう、頑張っていこうと心に決めました。

フォント&書体でわかる デザイナーの良し悪し

編集歴10年の中堅編集者です。
広告制作会社に勤めているため、多くの広告デザイン、情報誌などを制作し田中で、さまざまなフォント&書体を目にしてきました。

フォントは時代をうつす鏡ですね。
やはり10年前に入社したときとは、使われているフォントはまったく別ものです。

そんな私も編集者になるまでは、世の中のフォントなぞ気にしたこともなかった私が、今ではどこに行っても、どこの作品を見てもフォントが気になるようになってしまいました。

デザイナーにとって、好きなフォントの話は、飲み屋でも話題になるくらい大切なもの。
「これなんのフォントでしょう?」というクイズを飲み屋でしているのがデザイナーという生き物です(笑)。

そのクイズに参加できるほど、フォントへの理解はないものの、編集者としてはできるデザイナーは「フォント選びで見分ける」と言っても過言でないほど、フォント選びは重要なクリエイディブ要素です。

どれだけ、記事に合ったフォントを探せるのか、記事の内容を理解できているのか、理解力が高い人なのかをフォントを見ればすぐに把握できます。

編集者というのは、自分にとってよい仕事をしてくれる人を選んで仕事ができる職種です。いいデザイナー、ライター、イラストレーター、カメラマン、スタイリスト、ヘアメイク。すべて私が手配するわけです。
要するに、デザイナーも私はしっかり選びます。
そうでないと、自分の仕事が次々とつながっていかないので。

こまごまとしたデザインのあしらいを「ここ工夫したんです」というデザイナーもいます。でも、「重要なのはそこではないのでは?」。私はそう思うのです。

文字というのは、記事で大きな要素を占めています。また、デザインやフォントをたいして見ていない読者ですら、文字は見るわけで、その文字の裏には選び抜かれたフォントがあるのです。

いかにフォントという大きな要素を占めるところに、注力してデザインできているかが私がデザイナーのスキルを感じる大きな要素です。

ただ、大変ですよね。
昔はこれほどフォントの数もなかったので、探す必要がなかった。
しかしそれでも効率的によいフォントを探し出せているデザイナーこそ、時間内にいい仕事ができる人で、有能だと感じます。

いいフォントを素早く効率的に探し出すコツ。
それは、日々の生活の中で見たフォントをストックすることにあると思います。

「このフォント何ですか?」と聞いて、その広告とともに名称をメモしてフォルダに入れておく。空き時間にはいいフォントの広告を探す。
ポスターなどで見たフォントを時間のある日に探してメモしておく。

結局仕事のできる人は、こういった好きなフォント&書体の整理を上手に行っている人だと私は感じています。

改まった文章に使いたいフォント「有澤楷書」は上品な書体で好印象!

パソコンで使える日本語フォントの種類は、有料無料を含めるとかなりの数にのぼります。最初からパソコンに入っているものだけでも、把握しきれないほどありますよね。使い分けていない、そもそもどんなフォントが入っているのかよく知らない、という方も多いのではないでしょうか。けれども、それはとてももったいないこと。書面の見易さや文書の与える印象は、フォントの違いで大きく変わります。書く文章の目的に合わせて、使い分けると良いですね。
プリインストールされていることが多いフォントでわたしがおススメするのは「有澤楷書」です。

数多くの毛筆フォントを手掛けている有澤祥南氏の開発された楷書体フォントで、流れるような筆遣いを感じる、やや細身の、上品な風合いが特徴です。日本語の美しい字形を活かしつつも読みやすさを重視した、スタンダードな手書き風のフォントなのです。
楷書体は、筆運びや止

めの線がはっきりと見える字形が特徴の書体です。文字の歴史の中では新しい部類に属しますが、それでも隋唐時代(581年から907年)に標準字形として採用された書体ですので、ざっと1千年以上の歴史があります。最古の例では三国時代(184年から280年)の墳墓から発見されたものがあり、成立自体は隋唐時代よりもさらに古いことが確認されています。

現代では、一般的に明朝体の系統と見做されることが多いようですが、楷書の歴史は、清代(1616年から1912年)に活字体として体系化された明朝体よりも古く、歴史的には別の書体とすることが正しいようです。活字として使い易いかっちりと角ばった正方形の明朝体に対し、より手書きの趣を残したものが楷書体ということができるでしょう。

その楷書体の、パソコンフォントの一般的なものが「有澤楷書」です。かっちりとしたバランスの良い書体で礼儀正しい印象を与えることのできる有澤楷書は、ビジネス文書などやや硬めの文体のものに向いています。通常フォントに比べて字幅が狭めなので、文章量の多い書面でも窮屈感がありません。

形としては整っていながらも、流れを意識した手書き風の味わいがしっかり残っており、線の強弱がはっきりしているため、印象が冷たくなり過ぎない点もポイントです。デザイン性の高いロゴ風のものやキャッチコピーのような力強さ、印象の強さを求める場合には不向きですが、温かみのある誠実な印象を与えたい、また、改まった心がけを伝えたい、手紙のようなある程度の文字量のある書面にはぜひ使ってみていただきたいフォントです。

Wordのフォントで書体を設定し、美文字を目指した話

書道をやれば、字が綺麗になると思っている人は多いですが、いえいえ、そんなことはありません。私は小学校三年生から六年生まで書道に通いましたが、まったく綺麗になりませんでした。よく「字が汚いんだよねぇ」といいながらスラスラと綺麗な字を書く女性がいますが、私はそんな女性に当てはまりません。男性の字と間違われることはしょっちゅう、職場では「私以外の人にお礼状を書かせて」と上司から言われるほどでした。しかし、現代はパソコン社会!手書きなんてほとんどないので、なんとかやってこれたのです。

しかし、手書きはしなくて平気と逃れられなくなる日が来ました。子どもの幼稚園の入園です。クレヨン一本からポケットティッシュにまで名前を書かなくてはいけません。シールやスタンプなど便利なものはお金がかかるので、夫に却下されました。というわけで、手書きをするしかなくなったのです。子どもが私の字を見て汚いと思い、友達からも指摘され、先生からも残念なお母さんと思われる。そんな未来を考えると絶望し、なんとかしなければ、と重い腰をあげることにしました。

とはいえ、お金がかかるのは貧乏性なのでいやだったので、ワードを活用することに。まずは一般的な美文字を目指すために、ワードのフォントでHGS教科書体、大きさ80を設定し、一ページに一つの平仮名を印刷する作業をしていきました。あとは子供の名前を、同じくHGS教科書体でたくさん並べたものを印刷。それをひたすらなぞりました。ちなみに、HGS教科書体以外にも、HGP行書体やMS明朝など、綺麗な字はあります。なぜそんな中でHGS教科書体を選んだかというとボールペンで書いた時に番見栄えが良いと感じたからです。

好みの問題あるかと思いますので、お好きなフォント書体を選ぶと良いと思います。話戻りまして、ひたすらなぞる作業を繰り返すと、指が覚えていくのか一日でHGS教科書体までにはいかずとも、近い字が書けるようになりました。今までの字とは雲泥の差です。自分自身で感動し、まだ平仮名が読めない子供にも自慢してしまいました。

このことで調子に乗り、幼稚園で可愛い字を書く日が絶対に来るなと予測した私は、次にHGP創英角ポップ体をひたすらなぞるという作業し、かわいいかつ綺麗な丸文字風の書体を書く技術をゲットしました。今では幼稚園のお祭りのポスターなどの行事で大活躍しています。

美文字は、本を買ったり、習いに行けばコツなどをつかめていいと思いますが、あまりお金をかけたくないという方はWordのフォント書体を活用すると、手っ取り早くできるようになりますのでお勧めです。

フォントや書体の印象・イメージについて

フォントや書体というのは、それぞれイメージがあります。同じ文章でも、フォント、書体が異なると、やっぱり思い浮かぶイメージが異なっています。堅いイメージや柔らかいイメージ、ちょっと温かいイメージ…など、本当にフォントや書体によって、イメージが変わります。

このため、広告やメディア、ブログなどでフォントを考える場合には、慎重に選ぶことが大切です。同じ文章や同じキャッチコピーでも、フォントの選び方で、相手への伝わり方というのががらりと変わってしまうからです。特に、商品のイメージを伝えたいという場合には、フォント選びは大変重要であると考えられるでしょう。

たとえば、新ゴシック体などを例に挙げてみると、新ゴシック体は、とても現代的なゴシック体ですし、機械的な印象を与えてくれます。このため、そういった商品や、そういった印象を与えたいときに向いていると考えられます。

均等で明るい印象もありますし、それでいてスマートな印象があります。また、洗練された都会的なイメージもあります。このため、広告などに使うととても洗練された都会的なイメージを与えることが出来るといえるでしょう。また、はっきりとしたイメージがありますし、活動的なイメージもあります。小さな文字でも良いですが、大きな文字でこちらの新ゴシック体を使うと、とても印象的に映ることでしょう。

このように、フォントによってイメージはそれぞれ異なりますので、適したものを選ぶ事が大切です。

また、フォントや書体を選ぶ際に、注意をしなければならないのは、あくまでも自分の好みだけで選ばないということがとても大切となります。パワーポイントや、その他広告を作成するときに、フォントや書体を選ぶ事になりますが、好みで選ぶと失敗をしてしまうことが多いです。

この場合、読みにくかったり、相手に思ったように伝わらなかったり…ということがあるからです。あくまでもフォントや書体を選ぶ場合には、その伝えたいイメージを伝えることが出来るのかという点や、相手にどのように伝わるのかということを考える必要があります。そして適正と思われるようなフォントを選ぶようにしましょう。相手への伝わり方やイメージで選ぶということがとても大切です。

さまざまなフォントがありますが、時と場合によっては相応しくないというものもありますので、注意をしましょう。適切なフォントや書体を選ぶ事で、人に良い印象を与えることが出来るのです。

フォントと書体の種類について初心者向けに紹介

皆さんが普段目にする文字。これについて実は秘密があります。それはフォント、書体に関してです。フォント、書体とは詳しく分けると別な意味を持つ場合もあるようですが、ここでは書体の英語読みがフォントと認識していただいて構いません。これらの意味は簡単に説明すると「同じ特徴で一そろいの形状に統一したもの」となります。

普段目にする書体は統一されていますが書体が統一されていないと、新聞の切り抜きの犯行予告のように読みにくいものになってしまいます。今回はそんな書体の種類を紹介していきたいと思います。

まずは聞いたことがある人も多いと思いますがヒラギノ明朝体とヒラギノゴシック体について紹介します。ヒラギノ明朝体の特徴は何といってもそのきれいさです。和を感じさせる滑らかな雰囲気は日本語の漢字、ひらがなの特徴である、はね、はらい、とめ、を実に美しく表現します。その特徴から細い太さで書かれている方がより読みやすくなりますので、あまり太くする必要がある場合はヒラギノゴシック体の方がよろしいでしょう。

ヒラギノゴシック体は明朝体と比べて見出しやタイトルをつける際に最適となります。パワーポイントを使っての発表などもこちらの方がよろしいでしょう。こちらはある程度太くしても問題ありませんが、明朝体と比べて細い文字はやや読み取りづらくなる傾向にあります。
そして実は、今現在パソコンで利用されているフォントには根本的な違いがあります。

それは1バイトフォントか2バイトフォントかの違いです。これがどういう意味合いを持つのかそれはバイト、ビットの説明をしなくてはなりません。バイト、ビットは2進数の単位で1バイトは8ビットとなっています。2進数とは0と1だけを使って数を表現しようとする考え方です。

すごく大雑把に説明すると1バイトにはポケットが256個、2バイトには65536個のポケットがあるとイメージしてください。それぞれのポケット一つ一つに文字が一つ入ります。ひらがな、カタカナ、アルファベット、その他のマークで256個あれば賄うことが出来ます。

しかし漢字もとなるとそうはいきません。なのでほとんどの国では1バイトフォントでいいのですが、日本や中国では2バイトフォントが存在するわけです。それでも多すぎる気はしますけどね。

少し難しい話が続きましたが、フォントや書体はこんなに堅苦しいものばかりではありません。インターネットで探してみると無料で活用できるフォントがたくさんあります。中にはかっこいいのやかわいいのもありますので探してみるのも悪くないでしょう。ただし物によってはカタカナだけや数字が入っていなかったりと種類によって様々なのでインストールする前に確認はしっかり行ってください。

サイト制作ではフォントの書体選びは重要です。

Webサイト制作を行うときには、フォントの書体にこだわるようにしています。どのようなデザインのサイトにするかで、使用するフォントを変えるのですが、かっちりとした印象を与えたい時にはMSP明朝などを使い、やわらかい感じを出す時にはMSPゴシックや、HG丸ゴシックなどを使っています。

基本的にどのフォントを選ぶにしても、プロポーショナルフォントを使います。文字数が一目でわかるようにしたい場合、たとえばプログラムのソースを表示する時などには等幅フォントを用いる事もありますが、通常はプロポーショナルフォントの方が見やすいです。

ロゴなど、他の文章とは違った印象を与える時に等幅フォントを使うのも良い手ですが、私はデザイナーではありませんので、そうした変化球は避けがちです。フォントを含め、デザインはオーソドックスなものを用いるようにしています。

サイトを制作する上で、最近無難に思うフォントはメイリオです。日本語の「明瞭」(めいりょう)と言う言葉が元になったメイリオなだけに、サイトで表示させても見やすく違和感がありません。印刷をしても自然な感じになりますし、実によくできたフォントです。英語のフォントには万能性のある優れたフォント多くありますが、日本語のフォントで万能性のあるものは少ないです。Webサイトにはあらゆる人が訪れるわけですから、多くの人が違和感なく自然に見られるフォントが理想です。そうした点ではメイリオはサイト制作に最適と言えるでしょう。

フォントにはメイリオを使用すると決め、メイリオが映えるサイトデザインを考える事も多いです。特にテキストが主体のサイトの場合には、フォントを中心し、その他のデザインを考えます。

商品名の記載など、サイト上で人目を引きたいワンポイントには金文体を使うのが好きです。中国の古代の漢字が元になっているフォントなので、デザイン的にとても優れています。文章のフォントには適していませんが、商品名や、短いワードのフォントで用いると、そこだけがパッと華やかになります。金文体は柔らかく優しい印象を与えますし、ノスタルジックでレトロな感じもします。ワンポイントに上手に使えば、サイト全体のクオリティが上がるのは間違いありません。どちらかと言えば女性が好むフォントでもありますから、女性をターゲットとしたサイトに用いると特に効果的です。

Webサイト制作においてフォントの書体選びは欠かせません。これからも適切なフォント、効果的なフォントを選んでいきたいです。

効率よい書体でのフォントの採り方について

大抵のそれ程、専門的では無いお仕事などに従事をしていたり、高度な文章力を要したりするような学問をされたりしていてはいない方の場合には、一般的には基本的な明朝体やゴシック体などの書体で記述をされる方が多いですが、そうした方でもある程度の応用をされた書き方が可能な書体について、今回の記事では触れていきます。

1)游ゴシック体と游明朝体、游明朝Demibold体の使い分け

先に触れた基本的な明朝体・ゴシック体などをある程度こなしていけるようになった際には、更なる上の技法としての書式である游ゴシック体・游明朝体・游明朝Demibold体などを、そのためのフォームや表記方法・手段として用いていく事や、そのための技術を身に着けていく事も、中々お勧めです。
それだけに、書式フォーム自体のバリエーションが増えていく事にもつなげていく事も可能ですので、そうした面でも大いにそれらのあまり、一般的な多くの方が使用しない書体なども使用していく使い分けの研究は、最良の文書類の作成などにも必ず繋がります。

2)書体毎においてのフォントの採り方の使い分け

今の1)の段落でも触れた、游ゴシック体、游明朝体、游明朝Demibold体の3つを、タイトル、見出し、本文毎に使い分けていく方法があります。
そしてフォントを、タイトルは游ゴシック体で28から48、見出しを游明朝体で20から26、本文を10.5から14、という具合に目安を付けて設定をしていくという形がのぞましいような感じがします。そうした設定を基準にしながら、好きな文体のフォントを考えながら、大きさを自分で実際に確認をしたりしながら、読む側の立場も考慮をした上で、使い分けを工夫していく事がとてもベストなのは言うまでもありません。

また、作成する文章の書式やテーマなどによっても、フォントの使い分けをしたり、あるいは今までやってきたパターンとは反対あるいは無いような形式のものを採用したりしながら表現をしていくなど、そうした工夫も中々と言えます。

3)最後に

最初は初心者である方などはやはり、一般的に用いられるゴシック体・明朝体などを使いこなしてから、今回の記事で触れた游ゴシック体と游明朝体、游明朝Demibold体の3つを、少しずつこなしていき、自分のフォームパターン数やそのバリエーションを確立していくやり方が良いような感じがします。
とにかく、なるだけ多くの書体やフォントでのこなし方を実際にやっていかなければ、中々身に着かない現状がありますので、とにかくやってみる事が大切です。

名刺に使うフォントや書体について

名刺に使うフォントや書体をどうしようかと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。名刺は文字が書かれていればそれでいいというものではなく、その書体やフォントで印象はかなり変わってきてしまうといえるでしょう。特に、相手に好印象を与えたいと考えている場合には、フォントや書体にも気を配っておくべきです。

書体によく使われるフォントや書体などは決まっていることがあり、たとえば職業によっても違いがあるといえます。 たとえば、名刺のフォントとして、人気なのが、明朝体です。明朝体でも、太明朝体などに関しては、力強さなどを表現することが出来ます。このため、堅い職業の場合にこちらのフォントを利用する方が多いです。たとえば会計士や税理士、弁護士などの職業の場合にはこちらのフォントが使用されることが多くなっています。こちらのフォントを使用することで、上品さ、知的さなども与えることが出来ます。

また、名刺に使うフォントや書体についてですが、ゴシック体などもとても人気のフォントとなります。最近では、新ゴシック体なども最近では、とても人気となっています。こちらは、親しみやすさだったり、元気さなどを表現することが出来るというフォントとしても知られています。

こちらの新ゴシック体などは、とても現代的なフォントであり、スマートで、大変洗練されているデザインとなっています。このため、個人事業主の方などの名刺に使われることも増えてきているといえるでしょう。

名刺に使うフォント、書体などについてですが、自分の好みで選んでしまいがちですし、名刺のデザイン性などで選んでしまいがちです。しかし、ここで気をつけたいのが、自分の目線でフォントや書体などを選ぶのではなく、見ている人がどういう印象を受けるのかという視点で考える必要があります。

名刺とはその人の顔であり、最強のツールとしても知られています。このため、フォントや書体についてもしっかりと検討をする必要があります。 また、名刺のフォントを選んだ場合には、その太さなどにも気を配るようにしましょう。太くすればするほど、男性的な力強さなどを与えることが出来ます。

また、逆に補足することによって、女性らしさだったり、繊細さなどを与えることが出来るといえるでしょう。このように、太さなどによっても印象などはかなり異なってしまいますので、ミスマッチのデザインの名刺などを作成しないようにすることが必要です。

「フォント」「書体」は今や自分らしさを表現する手段

パソコンやワープロが普及する前、手紙や年賀状は手書きで書いて出していました。 30年くらい前から日本語ワープロが普及し始めると、フォントや書体について少しずつ意識はするようになってきましたが、パソコンが爆発的に普及する前はせいぜい明朝体やゴシック体を使う程度でした。

自分が個人的に作成する文書に限って、角ゴシック体で文書を作成して「自分らしさ」を表現していました。 今の世の中は年賀状は勿論、チラシ広告、はたまたCDあるいはDVDのラベルなど、昔は自分で作成するなんて考えられなかったあらゆるものがパソコンを使って作成できるようになりました。

そうすると、フォントや書体にはどのような種類があって、どんなシーンで使い分けなければならないかということに詳しくならなければなりません。 ビジネスシーンで使う場合には、もはやビジネススキルの一つと言っても過言ではありませんし、CDやDVDのラベルなど、私的なものを作成する場合には自分らしさを表現するための「ツール」であります。

見ていて楽しいフォントや書体は、角ポップ体や丸ゴシック体ですが、私がよく使うフォントは、CDやDVDのラベルを作成する場合には、メイリオを使います。 余りカチッとした書体ではなく、どこか柔らかい印象がありながらもよく目立つ点が気に入ってよく使っています。

年賀状を作成する場合も、「あけましておめでとうございます」とか「謹賀新年」などはさすがに行書体を使いますが、年賀状の本文、例えば自分自身や家族の近況などはメイリオを使います。 年賀状は、昔なら年頭のあいさつという性格がありましたが、現在は年頭のあいさつだけではなく近況報告という性格も大きくなっていると思います。

見た人が見ていて楽しいと思う年賀状にするためにも、ユニークな書体を効果的に使うべきではないかと考えています。 メールソフトでメールを送る場合、以前はMSゴシックかMSPゴシックでメール本文を書いていましたが、最近は游ゴシックでメールを書いています。

メールの中にも、やはり自分らしさを表現したいと考えています。 メールのフォントや書体を見ただけで、誰から来たのかがパッとわかることで、それも自分らしさを表現する手段となりうると考えています。 昔はフォントや書体なんて特別に意識はしませんでしたが、今では「アイデンティティ」にもなりえます。目的やシーンに応じてどのようなフォントや書体を使うか意識して、上手く活用することが重要な時代になってきています。