フォントと書体の種類について初心者向けに紹介

皆さんが普段目にする文字。これについて実は秘密があります。それはフォント、書体に関してです。フォント、書体とは詳しく分けると別な意味を持つ場合もあるようですが、ここでは書体の英語読みがフォントと認識していただいて構いません。これらの意味は簡単に説明すると「同じ特徴で一そろいの形状に統一したもの」となります。

普段目にする書体は統一されていますが書体が統一されていないと、新聞の切り抜きの犯行予告のように読みにくいものになってしまいます。今回はそんな書体の種類を紹介していきたいと思います。

まずは聞いたことがある人も多いと思いますがヒラギノ明朝体とヒラギノゴシック体について紹介します。ヒラギノ明朝体の特徴は何といってもそのきれいさです。和を感じさせる滑らかな雰囲気は日本語の漢字、ひらがなの特徴である、はね、はらい、とめ、を実に美しく表現します。その特徴から細い太さで書かれている方がより読みやすくなりますので、あまり太くする必要がある場合はヒラギノゴシック体の方がよろしいでしょう。

ヒラギノゴシック体は明朝体と比べて見出しやタイトルをつける際に最適となります。パワーポイントを使っての発表などもこちらの方がよろしいでしょう。こちらはある程度太くしても問題ありませんが、明朝体と比べて細い文字はやや読み取りづらくなる傾向にあります。
そして実は、今現在パソコンで利用されているフォントには根本的な違いがあります。

それは1バイトフォントか2バイトフォントかの違いです。これがどういう意味合いを持つのかそれはバイト、ビットの説明をしなくてはなりません。バイト、ビットは2進数の単位で1バイトは8ビットとなっています。2進数とは0と1だけを使って数を表現しようとする考え方です。

すごく大雑把に説明すると1バイトにはポケットが256個、2バイトには65536個のポケットがあるとイメージしてください。それぞれのポケット一つ一つに文字が一つ入ります。ひらがな、カタカナ、アルファベット、その他のマークで256個あれば賄うことが出来ます。

しかし漢字もとなるとそうはいきません。なのでほとんどの国では1バイトフォントでいいのですが、日本や中国では2バイトフォントが存在するわけです。それでも多すぎる気はしますけどね。

少し難しい話が続きましたが、フォントや書体はこんなに堅苦しいものばかりではありません。インターネットで探してみると無料で活用できるフォントがたくさんあります。中にはかっこいいのやかわいいのもありますので探してみるのも悪くないでしょう。ただし物によってはカタカナだけや数字が入っていなかったりと種類によって様々なのでインストールする前に確認はしっかり行ってください。