サイト制作ではフォントの書体選びは重要です。

Webサイト制作を行うときには、フォントの書体にこだわるようにしています。どのようなデザインのサイトにするかで、使用するフォントを変えるのですが、かっちりとした印象を与えたい時にはMSP明朝などを使い、やわらかい感じを出す時にはMSPゴシックや、HG丸ゴシックなどを使っています。

基本的にどのフォントを選ぶにしても、プロポーショナルフォントを使います。文字数が一目でわかるようにしたい場合、たとえばプログラムのソースを表示する時などには等幅フォントを用いる事もありますが、通常はプロポーショナルフォントの方が見やすいです。

ロゴなど、他の文章とは違った印象を与える時に等幅フォントを使うのも良い手ですが、私はデザイナーではありませんので、そうした変化球は避けがちです。フォントを含め、デザインはオーソドックスなものを用いるようにしています。

サイトを制作する上で、最近無難に思うフォントはメイリオです。日本語の「明瞭」(めいりょう)と言う言葉が元になったメイリオなだけに、サイトで表示させても見やすく違和感がありません。印刷をしても自然な感じになりますし、実によくできたフォントです。英語のフォントには万能性のある優れたフォント多くありますが、日本語のフォントで万能性のあるものは少ないです。Webサイトにはあらゆる人が訪れるわけですから、多くの人が違和感なく自然に見られるフォントが理想です。そうした点ではメイリオはサイト制作に最適と言えるでしょう。

フォントにはメイリオを使用すると決め、メイリオが映えるサイトデザインを考える事も多いです。特にテキストが主体のサイトの場合には、フォントを中心し、その他のデザインを考えます。

商品名の記載など、サイト上で人目を引きたいワンポイントには金文体を使うのが好きです。中国の古代の漢字が元になっているフォントなので、デザイン的にとても優れています。文章のフォントには適していませんが、商品名や、短いワードのフォントで用いると、そこだけがパッと華やかになります。金文体は柔らかく優しい印象を与えますし、ノスタルジックでレトロな感じもします。ワンポイントに上手に使えば、サイト全体のクオリティが上がるのは間違いありません。どちらかと言えば女性が好むフォントでもありますから、女性をターゲットとしたサイトに用いると特に効果的です。

Webサイト制作においてフォントの書体選びは欠かせません。これからも適切なフォント、効果的なフォントを選んでいきたいです。