書体やフォントで、伝わり方が変わる!

あなたはよく、パソコンで文字を打ちますか?私は仕事柄、国内外のクライアントとよくメールでやりとりするので、パソコンで文字を打つという事を毎日行っています。このブログを書くということもまさに今パソコンで文字を打っています。

文章で何かを表現する時、「手書き」と「パソコンでの文字入力」で決定的に違うのは、フォントや書体の存在だと私は思います。というのも、どの書体、フォントを選ぶかによって、その文章の伝わり方がまったく変わってくるからです。例えば、名言を綴った本を開いたとします。心に響くような名言、過去の偉人が残した名言などが書いてあるとして、もしその書体が「ポップ体」だったら、どうでしょう。

感動的で、心に響くような言葉でも、ポップ体だと何故だか心に染み渡る感動が半減するような気がしないでしょうか。やはり名言は、MS明朝体などの凛とした雰囲気を持つ書体が好ましいと思います。(もちろん人それぞれ好みはありますが。)そんな風に、フォントや書体には、文章が伝えようとする思いを凛と引き締めたり、その文章が持つ楽しみやユーモアをより体現する力があると思います。そう考えると、普段何気なく打ち込んでいる文章や言葉にも、その意味や思いにあった書体を選びたくなりますよね。私は、仕事の時はMSゴシック体を必ず使用しています。

先ほどフォントや書体にはその文章が持つ性格や感情や思いを体現すると言いましたが、MSゴシック体はい良い意味で感情をもっていないのです。機械的というか、ビジネスシーンにおいて余計な感情や表現を情報伝達に伝えなくないという私の考えにすごくマッチしています。そのため仕事で作成するメールは基本的にMSゴシック体を使用しています。

私の国内のクライアントに、なぜかいつもポップ体を使用する方がいらっしゃいます。内容は相当固いビジネス用語満載の内容なのですが、なぜかポップ体のためすごく可愛らしい雰囲気になっているのです。その方からメールが来るたびに、少し微笑んでしまうような気持ちになります。

実際お会いしてもその方は、中年の男性なのですがいつもニコニコされているような方なので、きっとその柔らかいお人柄が文字にも表れているのだと思うと、フォントや書体の持つパワーを感じずに入られません。ビジネスシーンでは別ですが、最近は手書きの良さも改めて見直されてきています。しかし、パソコンの文字入力にしかないフォントという魅力もまた、当たり前のように使用されているところから一歩深く考えてみて、より表現を楽しみながら文章を書き想いを表現するというのも素敵なことではないでしょうか。