仕事でWord文書などを使う機会があるのですが、とてもお気に入りなのがメイリオフォントです。メイリオの書体の設計的な特徴や、どんな場面でこのフォントを使うと良いのかそれにメイリオの気になるところについて述べてみたいと思います。
メイリオフォントは幅広な書体で太字で文字にしても可読性の高い書体です。 子供の頃に丸文字が流行っていた時期があったのですが、メイリオと言うのは丸文字に近い書体でそれと似ていますね。それで一回使いだしてみると、個人的に気に入った書体になってきたのです。メイリオは丸文字ですが単純な丸文字とは違っていて、しっかりとして崩していない文字であり、全体として確かな読みやすさが得られます。文字が幅広で太字に近い印象を感じています。メイリオフォントは書体設定が小さくても、明朝体よりも1.5倍くらいも大きく表示されているように見えるのです。Word文書などで、いまよりずっと読みやすい書体を求めている人は、 メイリオを使うことをおすすめします。
最近はメイリオの書体をブログなどでデザインを描くときにも使っています。というのも、他の書体よりも画像にしたときも、ずっと読みやすさが感じるためです。フォントを小さくしていても読みやすいということで、一度画像データにして使ってみると病みつき状態になって、メイリオがやめられなくなりました。jpgなどの画像を作ってみた時、他の書体だと字が若干崩れてボケてしまうという傾向にありました。しかし、メイリオの場合には画像データを作成しても字が崩れにくい感じがしました。丸みを帯びているので、堅苦しさのない画像を作ることができます。
近ごろ気に入っているメイリオですが、好きな理由はフォントが小さくても見やすいし読みやすいからということです。ところでメイリオフォントはどういった経緯で出来たのかを調べてみました。するとこれはウィンドウズ2003の段階ですでに存在する、日本で造られた書体であることがわかりました。製作者は誰か調べたら、シーアンドジイ、河野英一等の名前がでています。メイリオという名前の由来は「明瞭」という言葉からきていることが分かりました。明瞭、メイリョオ、メイリオと言葉を繰り返し言ってみれば、たしかに明瞭なんだなあと納得しました。フォントの設計の段階から明瞭を目的として造られた書体だったのですね。